企業誘致の可能性はある!

企業誘致に関して、「新東名の新城インターができたことにより企業誘致がしやすくなった、企業が押し寄せるぞ」という流れがありましたが、どうも泣かず飛ばずの状態が続いています。この「アクセスの強み」だけでは魅力に乏しい、ということになります。

製造業も国内では減少しつつあり、新城に来るメリットや意味はこれだけでは薄いのかもしれません。

流通の倉庫機能なども考えられるのですが、すでに多くは他地域に進出しており、人口減なども考慮すると多くは望めないと考えています。

さてそれでは「新城に企業はもう魅力を感じないのか?」と言うと、答えは「ノー!」です。

すでに過疎地域に企業を呼び込み大成功している自治体があります。しかも条件が新城市と非常に似ているのです。これは企業誘致のチャンス到来と言って過言ではありません。

新城市の企業誘致や地元就労の転機になる事案

このタイトルは大げさでもなんでもありません。

しかも新城市に多い、工業・農業・林業・商業でもない、若者層に人気の、今後の日本をになう企業種です。

それは「IT企業」。

えっ?と思われるかもしれませんが、すでにこの誘致で成功している県があります。そして現在も進出企業が後を絶ちません。

IT企業がなぜ過疎のまちに進出し続けるのか

この理由は明白でした。

インターネットは容量と速度の問題がありますが、この過疎のまちでは実は新城市と同じく光ファイバーが網羅されていたのです。

光ファイバーを導入した経緯も新城市と同じです。

テレビの地デジ化により難視聴地域が存在することになり、ケーブルネットワークを通じて光ファイバー網を敷き、全戸でテレビが継続して見られるようになりました。

通常はここまでのことなのですが、この通信速度と大容量の光ケーブルをもっと活用できないか、と考えたNPO法人がありました。

 

全ては環境にあった

人口の少ない地域のネット回線は、東京など都会の回線よりずいぶんと空いています。都会の企業は東京本社とテレビ電話やテレビネット会議などで繋がっていれば、IT事業オフィスはネット環境があればどこでも可能です。

この都会では考えられないほど空いている光ファイバー回線に魅力を感じ、ITオフィスをこの過疎地域に移す企業が押し寄せ、サテライトオフィスを開設していったという流れです。

もうひとつ、自然環境に恵まれているため、自分流の働き方ができ、通勤ラッシュも無い、美しい自然に囲まれながら最先端の仕事をこなす、という新しい働き方が生まれ、県内で最も人口が増えた自治体になりました。驚くべきことですが、新城市にピッタリの好例でもあります。

つまり「魅力のあるストレスの無い光ネット回線」と「魅力のあるストレスの無い自然環境」の2つで、大いなる魅力化を成し遂げているのです。

今後この好例を参考に、企業誘致を進めます。

新城市は、東京圏と大阪圏のちょうど真ん中に位置し、名古屋市も隣接していることから見ても、企業のサテライトオフィスを誘致する地の利は充分にあります。

東名・新東名・新幹線も圏内であり、また肝心のネット環境も都会の混雑ぶりに比べると非常に贅沢なものとなっています。

さらに、空き家や移住対策で働き手も増え、都会に行かなければ叶わなかったIT企業などへの就労も充分考慮できます。

すでにあるものがお金を産む、白井みちひろとともに、ミライの新城をつくっていきましょう。

参考リンクPDF

徳島サテライトオフィス