オープン会議がいつもどこかで行われるようなオープンな市政

誰もが意見を述べられるわけではない代表制の若者・女性・中学生といった「議会」が新城市の新しい政策のひとつになっています。

もうひとつ欲しいのは、誰でも参加でき意見を述べられる「会議」です。

好きなカテゴリーだけ参加する、興味のあるものだけ意見を言う。

多くの会議がオープンに開催されることで、思わぬ人材発掘もあるでしょうし、出てこなかったグッドアイデアや良策に出会えるかも知れません。新城市はかなり閉鎖的な人選などが目立ち、市民との軋みの原因にもなっています。

こういったところで、現在の若者議会・女性議会・自治区制度は、看板は大きいものの、実態がくすぶったままで、大きな炎になっていないと感じます。何をやっているのか分からない、市民との間になぜか壁を感じる、そういった声も多いのが現状です。

これが続くと、様式美だけの形骸化されたものになりかねませんし、実際そこに近づきつつあるのは市民の皆さんも感じるところがあるでしょう。

ここの打破点が現在の市政では見つかっていません。

人材は宝です。そしてそれぞれが持つ言葉や思いもまた宝です。

これを活かしきれれば、新城市は大きく前進することでしょう。まずリーダーシップで舵をとりつつ、市民が参加し力が発揮できる適材適所を探し出し、行き先の見える新城号にしていきましょう。

●一般参加と若者議会を活用し、観光・農業ブランド化

若者議会における特化方策として「観光ブランド分野」と「農業などの商品開発ブランド分野」でチーム化し、そこに議会以外のユースメンバーや市民有志メンバー・市役所職員・当事者企業や事業者などと協働させ、今後の経済原動力となる若者層の感覚感度を取り入れたブランディングの取り組みを考えています。

これにより、見失っていた観点や、若年層ならではの発想アイデアなどを取り入れることで、意外性のある観光や商品、あるいは消費者や来訪者ニーズを的確にとらえることができ、今後の新城市の観光や産業の発展につながるでしょう。

若者議会やユース参加が、今後の新城ブランディングのスキルアップを担うということです。

●シニアとユース、ダンシとジョシ、多極化多方向、市民大交流

市長に賛同する人達だけが多くを占めて民意としてきたことが、住民投票によって考え方は様々でそれぞれ見ている方向が違う、ということが露呈したいきさつがありましたが、これは多くの地点に基礎があればそれだけ盤石なものになる、ということを表す良い事例にもなりました。

大きな意見・小さな意見・賛同する意見・反作用する意見、納得材料は散らばっています。

お互いを認識し合うことで着地点が必ずある、それは無駄な時間ではありません。新城市を強くしてゆくためには必要不可欠なこと。

そういった意味で市民大交流・市民大交歓の「会議」はとても意義があります。

●女性や高齢者、当事者感覚を入れてウェルフェアを的確化させる

市政の重点政策となる「市民病院運営」「少子化」「高齢化」「子育て」「学業」「福祉行政」・・・・・などの暮らしと政治が直接結びつく福利厚生や福祉分野「ウェルフェア」を、女性や高齢者に多く参加してもらう討論会や報告会などを開催し、身近な問題や現状などを見える化させて、直接セクションに要望や意見が届き一緒に考えてゆける市民参加システムを構築します。

●自治区民参加型、地域現状や問題掘り起こし「ジチーム10」

地域に詳しく密着した住民の有志参加で、区長会などと同時にそれぞれの自治区10区域の現状や問題、他地域の第三者的視線など、インフラ・学校・地域などさまざまな掘り起こしができる自治区特化型の集会や報告会などを実践し、有識者と経験者・シニアリーダーなどによる賢人会議化します。

これにより、予算の的確でない使い方を指摘できたり、余所の地域で上手くいっている自治事案を取り入れたり、逆に上手くいってない事案の改善点などに知恵を出し合ったりできるため、よりよい市民自治へ方向転換できます。

意見集めなども目安箱的な気軽に意見や意向を訴求するものから、ネットなどで随時送れるものまで、地域隅々の意見や考察が市政に届き、さらに吟味できれば、もっと自治本来の有意義な部分は際立つことでしょう。

●地域案内人「コンシェルじぃ・コンシェルばぁ」

地域に観光や探索で来た人に、地域をよく知っているシニア世代が、地域の謂れや昔話、歴史や当時の様子などを語ったり、昔話を方言で語る会、その地域ならではの風習や祭りなどを、有償登録で活躍していただく試み。

地域と観光客交流に一役も二役も買う、集落地域コンシェルジュです。